“疲労困憊での連戦、狼の前で屈す”_NBA 2025-26 マーベリックス レギュラーシーズン 第15戦 vsミネソタ・ティンバーウルブズ(MIN)

2025-26シーズン

引用画像:https://www.nba.com/mavs/news

こんにちは、お疲れ様です。tasukeです。

本日はBtoB2試合目の移動含むアウェイで、ミネソタ・ティンバーウルブズ戦。

昨日はオーバータイムまでもつれる試合の後の移動となるので、選手たちの疲労は半端ないものだと思います。

けど、その中で昨日勝利を掴むことが出来たので、その勢いで本日果たして今季初の連勝を上げることが出来たのか・・・。

スターティングメンバー

PG:ブランドン・ウィリアムス

SG:マックス・クリスティー

SF:クーパー・フラッグ

PF:PJ・ワシントン

C:ムーサ・シセイ

欠場選手:

  • カイリー・アービング
  • ダンテ・エクサム
  • アンソニー・デイビス
  • デレック・ライブリーⅡ世
  • ダニエル・ギャフォード
  • ライアン・ネムハード

今日は2日連続のBtoBというのもあり、センター陣が軒並み欠場。代わりにセンターとしてスタメンに上がったのが、ムーサ・シセイでした。
正直こんなに早く2way契約のシセイがスタメンになる日が来るとは思ってませんでした。果たして今日はウルブズ屈指のセンター、ルディ・ゴベア相手にどこまで戦えたのか。

対するウルブズは、テレンス・シャノンJr以外はフルメンバー。エースのアンソニー・エドワーズ(アント)が序盤に欠場していたものの、比較的健康な状態です。

手負いのマブスですが、敵地でどんなパフォーマンスを見せたのでしょうか。

第1Q

  • DAL 21 – 34 MIN

開始からやはりこれまでの疲労が早速出ているのか、もったいないターンオーバーが多かったり、ディフェンスでも足がついて行けていないなど、どこか力が抜けているような印象でした。

しかし、ウルブズもマブスに付き合うかのように速攻がオーバーパスとなってアウトオブバウンズ、パスミスでターンオーバーになったりとウルブズのバスケも上手くいっていないようでした。

アントもこのQ、0得点と静かな立ち上がりでした。
ただその代わりにベンチから6thマン賞プレイヤーのナズ・リードに3Pやリムアタックからの得点を許すなど、序盤からエンジン全開にやられました。

マブスのターンオーバーが多い中、BWillがいつも通りのペネトレイトからオフェンスを形作ってチームを引っ張っていましたが、結果的に13点差を追う形で第2Qへと移ります。

第2Q

  • DAL 25 – 27 MIN

このQも第1Qと同じような展開で、マブスのミスが目立っているのに対して、ウルブズもちょこちょこターンオーバーを犯すなど、思うようにチームとして乗れていない印象でした。

ただウルブズのナズは相変わらず調子が良く、次々と得点を許してしまいます。

対抗してマブスはBWillが中心にリムアタックで得点、クーパーの3PやPJもリムアタックで得意のフローターを決めていったりと少し点差を縮めました。

ただ今日スタメンに入ったシセイでしたが、ゴベア相手には高さでも力でも厳しい状況でした。
何とかしようと頑張ってはいたのですが、完全にゴベアの前では無力化されていました。

そこでこれまで息を潜めていたアントが、リムアタックでフリースローを獲得してから勢いづき、終盤はほとんどアントにドライブやミドルショットで得点を次々と許してしまいました。

ここで調子づかせてしまったのは、非常に嫌な展開でした。

結局点差を縮めることは出来ず、17点差まで広げられてしまい、前半を終えます。

第3Q

  • DAL 22 – 37 MIN

後半入ってからは一気にマブスのボロが出てしまう展開へと入ってしまいました。

マブスはBWillとクーパーでオフェンスの中心となって得点を重ねてはいきますが、ウルブズのシュートが落ちません。
ドンテ・ディビンチェンゾ、アント、ジェイデン・マクダニエルズが次々とフリーで3Pを沈めていき、ゴベアがシュートミスをフォローして得点を重ねていって、一気にウルブズペースへと入っていきます。

やはり疲労からなのか、マブスのディフェンスの足が動けておらず、ローテーションを崩されて簡単に相手にフリーを作られてしまいました。

クレイも3Pやミドルショットを決めはするのですが、もうリードが広がりすぎている時の得点なので、流れは一向にマブスへ来ません。

結果的にナズがこのQ最後の攻めでダメ押しの3Pを沈め、最大32点差まで広げられて最終Qへと入ります。

流石にこの時点でこの点差、しかも疲労困憊の中追い上げるのは絶望的な状況でしたが、どこまで足掻くことが出来たか・・・。

第4Q、結果・総括

負けました・・・。

最後まで何も出来ず、連勝とはなりませんでした。

第4Q

  • DAL 30 – 22 MIN

最終Qはガベージタイム(勝負の付いた試合で、出場機会が少ない選手中心での時間帯)に入り、もう決着が早くも着いた展開となりました。

マブスはハーディが3P4本と1人気を吐いていましたが、その分ターンオーバーも多く、相手にチャンスも与えてしまいました。

怪我人が多いというのもあり、DLoはガベージタイムでもコートに入っていましたが3Pが全く入らないですし、正直目立つことはありませんでした。DLoやばいかもね・・・

ウルブズもベテランのジョー・イングルスや、ルーキーのヨアン・ベランジェがコートインし、2人のコンビネーションでアリウープを決めて観客を盛り上げていましたね。完全にターゲット・センターはお祭り状態でした。

マブスも2way契約のマイルズ・ケリーが出場し、NBA初の得点を決めていました。出来れば得意の3Pを決めてほしかったところですが、それでもキャリア初得点おめでとう!

結果、追いつくこともなく敗戦となりました。

総括

正直言って今日に関しては、2試合連続OT後のBtoBなので、「疲労困憊」という言葉で片付くんじゃないでしょうか・・・。

それは言い訳の1つかもしれませんが、今日はディフェンスでは足が動いていなかったですし、オフェンスも不用意なターンオーバーが多かったです。

今日シセイが初のスタメンでゴベア相手にどれだけ戦えるか注目していましたが、そう簡単にはいかないものでした。力でも高さでも敵わず、得意のブロックも逆に仇となってファールになったり、フリーになったゴベアにプットバックされて得点を許すなど、完全に支配された印象です。

まあセンター陣がいない中、いきなり2way契約の選手がスタメンとなって、相手があのゴベアなので非常に酷だったと思いますが、これも勉強だと思って今後に活かしていけばOKです。

あとDLoは正直ここ最近の出来はよろしくないですね・・・。1人で攻めてしまって3Pを多投するも確率は絶望的。ハンドラーとしてはもったいないターンオーバーが多い事。
ここの改善は急務だと思うので、次戦から少しでもアジャストしていって欲しい所です。

ウルブズは後半こそウルブズらしいバスケを出来ていたと思いますが、前半は正直マブスに付き合ってくれているかのようなもったいないターンオーバーと低いシュート確率だった印象でした。

けど息を吹き返したのは、やっぱり序盤は静かだったアンソニー・エドワーズ事、アントが調子を上げてきてからでしたね。最終的な得点こそ15得点でしたが、一度乗せるとやはり怖い選手だと改めて認識させられました。

本日は完敗だったと思います。

本当このスケジュールを考えた人は鬼ですね・・・。まあ言い訳はもう止めにしましょう(笑)

明後日に備えてしっかり休んでもらいたいです。BtoBお疲れさまでした。

本日のクーパー・フラッグ

15得点(FG:6/10、3P:2/3、FT:1/2)、1リバウンド、2アシスト、1TOを記録。

今日は全員疲れが見えている中でしたが、クーパーもやはりみんなにならって疲れが出ていたように感じました。

ディフェンスでも、3Pに対するクローズアウトが間に合わなかったりしていたので、正直今日は厳しかったですね。

ただ、後半オフェンスでも打開策が無い中、積極的にリムアタックや3Pを決めて、ウルブズに対抗しているシーンもあったので、本日精一杯の足掻きを見せてくれたと思います。

個人的にはこういう上手くいかない日は、いっその事クーパーに全部ボールを託してもいいんじゃないかと思いますが、怪我をされても困るので次戦に切り替えですね。

↓ハイライトです。

※スタッツ等は[NBA公式サイト(https://www.nba.com/game/dal-vs-min-0022500246)を参照

本日の良かった選手

ブランドン・ウィリアムスです。

15得点(FG:4/12、3P:1/3、FT:6/6)、5リバウンド、2アシスト、1スティール、1ブロックと、チームが意気消沈の中で、一人気を吐いていた印象でした。

いつものリムアタックからの得点やフリースロー獲得もあり、ディフェンスでもハリーバックで相手の速攻をブロックで阻止するハッスルプレイもあったので、チームとしても辛い中頑張っていたと思います。

ただ、不用意なターンオーバーをしてしまったシーンもあったので、やはり彼にも疲労が見えていたようにも感じます。
とにかく切り替えて次戦に備えて休みましょう!

私のXの方で、本日マブスの出場選手の評価もしているので是非ご覧頂ければ幸いです。

(tasuke(@tasuke2413)さん / X)

対戦相手(ウルブズ)の印象に残った選手

ナズ・リードです。

22得点(FG:9/14、3P:3/6、FT:1/1)、12リバウンドでベンチ出場ながらもスコアリーダーとして大活躍でした。

流石6thマン賞プレイヤーというパフォーマンスでした。得意の3Pとビッグマンらしからぬリムアタックで中でも外でも支配されました。

今季また6thマン賞返り咲きも十分ある選手だと思います。

次戦

次戦は日本時間11月20日(木)のvsニューヨーク・ニックス(NYK)のホーム戦です。

一先ずBtoBが終わり、またホームに帰ることが出来ます。
地獄の1週間ですが、唯一の救いが今週残りの試合はホームなので移動が無い事ですね。

ただ次は東の強豪ニックスなので、厳しい戦いにはなるでしょうが、苦しいチーム状況の中一矢報いてほしいです。

順位表は[NBA公式サイト](https://www.nba.com/standings)を参照。

GO MAVS!

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