“ホーム帰還、勝ち切る為の力”_NBA 2025-26 マーベリックス レギュラーシーズン 第8戦 vs ニューオリンズ・ペリカンズ (NOP)【NBAカップについても少し触れてます】

2025-26シーズン

引用画像:https://www.nba.com/mavs/news

こんにちは、お疲れ様です。tasukeです。

現在2連敗中で迎える本日の相手は、ニューオリンズ・ペリカンズ。

ペリカンズも開幕から苦戦しており、エースのザイオン・ウィリアムソンも先日よりハムストリングの怪我の影響で欠場が決まっております。

ここで何としても連敗を止めたい所です。

スターティングメンバー

PG:ディアンジェロ・ラッセル

SG:マックス・クリスティー

SF:クーパー・フラッグ

PF:PJ・ワシントン

C:ダニエル・ギャフォード

欠場選手:

  • カイリー・アービング
  • ダンテ・エクサム
  • アンソニー・デイビス
  • デレック・ライブリーⅡ世

スターターにDLoが起用され、クレイはベンチからと前回試合から変更がありました。
やはりクレイの調子が良くないからなのか。クーパーにPGをさせるのは一旦お預けになったのか。

欠場選手は変わらず、今日も2way契約のセンター、ムーサ・シセイを起用するタイミングがあったのか。

個人的にはセンターもそうですが、ハンドラーとしてライアン・ネムハードも使ってみて欲しい。

対するペリカンズは、ザイオン、デジャンテ・マレー、ジョーダン・プール、イブ・ミッシが主力メンバーとしては欠場。

スターターには今年ドラフト7位指名選手のジェレマイア・フィアーズが使われています。
フィアーズも注目されているガードの選手なので、どういったパフォーマンスを見せたのか。

第1Q

  • DAL 19 – 29 NOP

開始からマブスのシュートが決まらない、ターンオーバーやイリーガルスクリーンでペリカンズに逆に得点を次々と許してしまい、9-0のランを仕掛けられます。

その後すかさずタイムアウトを取って、クリスティーの3Pが決まり、ようやくマブスの初得点となりますが、リードはペリカンズに許したまま試合が進みます。

今日もこのQセンターをギャフォードから2way契約選手のムーサ・シセイを、パウエルより先に起用しました。特に悪いこともしていなかったですが、期待を超える働きも出来ていなかった印象です。結局この時間帯のみの起用となりました。

一時12点差まで開いてしまうものの、これまでスタメンだったクレイが本日ベンチから出場し、チームのFGが決まらない中3Pとミドルを決め、オフェンスの停滞を打開をしてくれました。

PJもさすがのショットを許さないブロックをし、点差を詰めようとします。

その中でもいいプレイがあり、マブスの速攻でBWill⇒ナジ⇒クーパーのアリウープダンクでエンドワンを獲得したシーンは盛り上がりました。

決めた後マトコビッチを睨みつけましたね、それぐらいの気概があってもいいです(笑)

ただペリカンズも、ベンチからルーキーのデリク・クイーン、ホセ・アルバラード、ジョーダン・ホーキンズに得点を許してしまい、結果的に10点リードされます。

センター陣の台所事情が厳しいのは仕方ないですが、パウエルの活躍が見たかったところです。

第2Q

  • DAL 30 – 23 NOP

このQはとにかくPJが神でした。

エンドワンをこのQだけで3回獲得、リバウンドも何回ももぎ取り、プットバンクダンクを沈めるなどでリードを縮めていきます。

それとは逆に、DLoのレイアップやフローターが決まらない・・・。シュートセレクションもあまり良くないし、今日は調子が悪い日かもと思いました。

その後点差を縮めてからは得点は取れるものの、相手にも得点を許してしまう展開が続き、逆転は出来なかったですが、積極的なリムアタックとディフェンスでスティールから速攻で3点差で前半を終えます。

個人的な感想は、今日のクレイは変なシュートセレクションが無く、打てる時に的確に打っていると思うので良かった印象です。

今まではスタメンとして気を張っている部分もあったかと思うので、ベンチ出場になってからは変なプレッシャーを感じなくなったんじゃないでしょうか。

第3Q

  • DAL 28 – 26 NOP

ここまで追いかける展開が続いていましたが、遂にDLoの3Pで逆転に成功します。

ただ、今日はディフェンスの名手であるハーバート・ジョーンズ(ハーブ)が積極的にリムアタックで得点を挙げていき、更には今日調子がいいサディック・ベイに3Pやレイアップを決められてしまいます。

マブスもクリスティーの3Pや得意のバックカットからのダンクなどで応戦し、シーソーゲームの展開になります。

クーパーが積極的にアタックを仕掛けていて、とても良い兆候が見られましたが、そのクーパーとチームメイトだったデリク・クイーンも、ビッグマンながらも器用なスキルでダンクをお見舞い、アルバラードも良い所で得点を挙げてくるなど、一歩も譲りません。

最後はクレイが3Pを沈めてくれて、1点差にまで縮めた所で最終Qに入ります。

ちらっと言わせてもらうと、いくらクレイが調子悪いと言えど、彼を少しでもフリーにするのは痛い目見ますよーってこのシーンを見て思いました。

逆転は一時したものの、最終的に点差を1点にまで縮める事が出来ましたが、果たして結果はどうなったのでしょうか・・・。

第4Q、結果・総括

 

 

 

 

負けました・・・。これで3連敗

 

最後まで分からない試合でしたが、一歩届かず。

第4Q

  • DAL 22 – 23 NOP

序盤はギャフォードの得点で逆転はするものの、ペリカンズもリムアタックを中心に攻め続け、得点を許してしまいリードされたまま時間が推移します。

マブスもターンオーバーを誘う良いディフェンスをするのですが、それに付き合うかのようにターンオーバーを逆に犯してしまうので、もどかしい状況が続きます。

そんな中、クーパーが積極果敢にリムアタックで得点を重ねていきます。今日はDLoよりもBWillの方がハンドラーとして調子は良く、彼と一緒に出ているクーパーは伸び伸びとフォワードとしての役割に徹しているような印象でした。

また8点差に広げられてしまいますが、そこから相手に24秒バイオレーションをさせるなどディフェンスから流れを作り、ギャフォードの身体を張ったリバウンドからエンドワン、フリースローでまた1点差にまで縮めます。

ギャフォがフリースローを貰った時に、全員で円陣を組んでいるところを見ると、見ている側も勝ちたいって気持ちになりました。

その後はペリカンズのベイに得点、アルバラードにフリースローを与えてしまいますが、マブスもクーパーとギャフォの得点でリードを1点差のまま最終局面に移ります。

ただ、ペリカンズのクイーンにフリーでダンクをされそうなところをファールで止めるような形となり、フリースローを与えます。
この時点で1点差。2本決められると残る手段は3Pを決めて延長にしか持ち込めない展開でしたが、1本外し、マブスがリバウンドを確保してタイムアウトを取ります。

最後は誰に攻めさせるのかという中で選んだ選手はクーパー。

彼のアタックからフリースロー辺りからフローターを放ち、同点で延長に持ち込む選択をしましたが惜しくもリムに弾かれてしまい、結果リバウンドをペリカンズに奪われ、敗戦となりました。

総括

マブスは現在OFFレーティングがリーグ最下位ですが、そのデータ通りの攻撃力不足が露呈した結果となった印象です。

ペリカンズは逆にDFFレーティングがリーグ29位とほぼワーストレベルなので、今日はしっかり得点を取って勝利につなげたかったところですが、チーム得点が100点にも到達せずに終わったのはなかなか厳しい実情です。

ADが帰ってきたら少しばかり改善すればいいなとは思ってますが、そういうことでもないのかな・・・。

今日はクーパーが終盤ボールを持って攻めるシーンが多くなった印象ですが、今日みたいなそういう形をもっと彼に与えてほしいというのが個人的な感想です。

結果的に彼の最後放ったシュートは外れてしまいましたが、このクラッチシュートを打つシチュエーションを1年目でたくさん経験させてほしいなと改めて思います。

NBAで初めてのクラッチシチュエーションでボールを託されることになったと思いますが、この結果に対して全然気に病むことはないです。むしろこれを糧にして、レベルアップしていくことを期待しています。

対するペリカンズは、ザイオンが怪我で不在、ジョーダン・プールもいない中でチーム一丸となって挑んできた印象でした。

デリク・クイーンもルーキーですが、スモールセンターでありながらも外から1on1で攻めてくるなど、多彩なスキルを見せて要所でスコアされたので非常に良い働きを見せていたと思います。

ジェレマイア・フィアーズは要所でいいプレイメイクや得点力を見せていましたが、まだ粗削りな部分もある印象でした。今日に関しては、控えハンドラーのホゼ・アルバラードを起用される方が、マブスにとって嫌な展開でした。

後はサディック・ベイ。彼は今日シュートタッチが非常に良かったですし、それを出汁にしてリムアタックも有効に決めていたので、してやられました。

この連敗を早く止めたいですね・・・。

※スタッツ等は[NBA公式サイト](https://www.nba.com/game/nop-vs-dal-0022500177)を参照

本日の良かった選手

ダニエル・ギャフォードPJ・ワシントンです。PJに関しては何回目だって話ですが。。

ギャフォードはディフェンスで2スティール2ブロックと活躍し、ヘルプディフェンスでリム周りを守りシーンも何個かあり、流石メインセンターとしての実力を見せてくれました。

クラッチタイムでゴール下争いからリバウンドを確保してタフなシュートやフリースローを決めて得点を重ねるなど、オフェンスでも非常に目立っていたので素晴らしかったと思います。

PJに関しては後半はあまり目立たず、ミスもいくつかありましたが、前半だけで非常にチームを引っ張ってくれました。

エンドワン3回決めた後にプットバックダンクで会場を盛り上げて、リードを縮める要因にもなりました。ディフェンスでも相手に速攻で流れを渡さないブロックなどもあって、攻守ともに活躍をしてくれたと思います。

クーパーについても触れますと、もちろん今日は良かったと思いますが、欲を言うとシュートの決定率をもう少し上げることが出来れば、より一段上の選手になれるのも遠くないと思います。

最後のショットは決めてほしかったところですが、NBAの舞台で初めてのあの経験はこれからの財産になってくるはずなので、これを糧に成長していって欲しいです。

私のXの方で、本日マブスの出場選手の評価もしているので是非ご覧頂ければ幸いです。

(tasuke(@tasuke2413)さん / X)

対戦相手(ペリカンズ)の印象に残った選手

サディック・ベイです。

嫌なところでシュートを決め続けてきましたし、彼にここまで得点を許してしまうとは正直油断していました。

でも確かキャリアハイ50得点を取った試合もかつてあったかと思いますが、そのスコアラー気質な部分を見せた試合になったんじゃないでしょうか。

昨年は全休でしたが、今年からまた復活を遂げることが出来るのか、ペリカンズファンにとっても期待したい所だと思います。

次戦

日本時間11月8日(土)のvsメンフィス・グリズリーズ(MEM)のアウェイ戦。
NBAカップ 第1戦です。

アウェイ戦ですが、これ以上は流石に連敗はしたくない。

グリズリーズも怪我人が多い状況で、お互いフルメンバー同士の闘いとはならないと思いますが、せっかくNBAカップとしての試合なので、盛り上がる展開を期待したいです。

【補足】NBAカップについて

NBAカップは11月~12月中旬まで行われる大会形式のものであり、東西カンファレンス各3グループの計6グループに分かれ、1グループの内5チームの中で総当たり戦を行います。

各グループ内の1位のチーム(計6チーム)と東西それぞれ2位の中で勝率や得失点差が多いなど、成績が良かった1チームずつ(計2チーム)の計8チームがノックアウトラウンド(決勝トーナメント)に進出出来ます。

そこからはトーナメント形式なので、最後まで勝ち進んだチームにNBAカップ優勝が授けられます。

これは2023年から実施され、レギュラーシーズンとは異なる特別な興奮を提供する大会であり、ノックアウトラウンドでは一発勝負の熱い試合が期待されるということで導入されました。

優勝チームには、大会MVP、各選手に優勝賞金が授与されるなど良いこともあります。

ちなみに2023年はロサンゼルス・レイカーズ、2024年はミルウォーキー・バックスが優勝しています。

ただ、この2チームはシーズン優勝までは果たしていないので、NBAカップで優勝したからと言って、チームの強さに直結する訳では無さそうです。

まあまだ2年しかやっていないので何とも言えないですが、選手たちはこの大会に対してどれだけ重要性を持っているかは少し不明ですね。

それより重要なのは、チームの勝ち星を挙げる事。

実はこのNBAカップ、決勝戦以外は大会中の試合も勝敗が加算されます。なので気を抜くことが出来ないのも事実。

人によっては、決勝戦はシーズンの勝敗に限ると関係ない試合になってしまうので、他28チームよりも1試合多いシーズン合計83試合になってしまい、それによって疲労が増えてしまうので不利になるんじゃないかとも言われています。

賛否両論があるので難しい所ですが、私自身NBAカップは大会形式というのもあってか、見る分には面白いというのが率直な感想ですね。

やはり毎年変わらないスケジュールの流れだとマンネリ化するのも事実ですし、NBAカップという新しい風を取り入れて、選手やファンの熱を活性化させるという目的は非常に重要だと思います。

なので今後もこのNBAカップは、続いていって欲しいというのが個人的に思う所です。

改訂する部分があるのであれば、決勝進出した2チームもその試合はシーズンの勝敗に加算し、その後同カードがスケジュールに組まれている試合は無しにするとかはどうかなと。

事前にチケットの販売や会場を押さえるとかもあるからさすがに難しいか・・・・。

まあ今後改善は必要になってきそうですよね。

あと私が思うのは、いつかNBAカップ、NBAシーズン両方優勝するチームが現れるといいですね。

ちなみにマブスはグループBに所属し、同グループ内のチームは以下となります。

  • ロサンゼルス・レイカーズ
  • ロサンゼルス・クリッパーズ
  • メンフィス・グリズリーズ
  • ニューオリンズ・ペリカンズ

レイカーズと同グループにしたっていうのは、明らかに狙ってますよね(笑)

以上、余談でした。

※順位表は[NBA公式サイト](https://www.nba.com/standings)を参照。

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